イエスとイエス・キリストの違い
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[企画特集] 私の心はどんな心の地だろうか?
万民ニュース
第 124 号
6612
2013. 02. 24
イエス様は人の心を目に見える地にたとえられた。
代表的な心のタイプとして、道ばたの地、岩地、いばらの地、良い地の四つに分けて説明してくださった。
心の地は、どんな親からどんな気を受けて生まれたかによって形成され、どんな環境でどんな教えを受けて育つかによって変わる。このような心の地の違いは、ひとりひとりの人生にも影響を及ぼす。
特に信仰生活において、霊的成長のスピードに違いが生じることがある。しかし、重要なのは、神の力によって十分良い地にすることができるということ、豊かな収穫の喜びに比べれば、心の地を耕す労苦は何でもないということだ。自分の心の地をチェックして熱心に耕し、善なる美しい光の実が豊かに結ばれるように。
道ばたの地
「蒔いているとき、道ばたに落ちた種があった。すると鳥が来て食べてしまった。」 (マタイ13:4)
農夫が種を蒔くと、時々畑の近くの道ばたに落ちることがある。固い道ばたに落ちた種は根を下せない。土の中に入ることもできないので、全然芽が出ないで、鳥が来て食べてしまったりもする。
道ばたとは固い心、すなわち、かたくなな心を表している。みことばを聞いても悟れなくて、信じられない心だ。聖霊体験がないまま教会を行ったり来たりだけすることが多い。こういう場合、信仰を持とうとさらに努力するべきなのに、たいていそんな姿は見つからない。
かたくなな道ばたの心を耕すには、高ぶり、自尊心、頑固さ、偽りなどの心の悪を捨てて、自分の義と枠を打ち砕く作業をしなければならない。長い年月、真理に逆らうもので悪に固まった心を、砕いてはまた砕きながら、持続的に開墾作業をしていかなければならないのだ。
たとえば、みことばが自分の思いとぶつかるたびに「はたして私の思いと知識は正しいのか」と探り窮めなければならない。神が恵みを下さるように、熱心に善の行いを積まなければならない。本人の努力も重要だが、家族や働き人たちが絶えず祈って導いてあげなければならない。
岩地
「また、別の種が土の薄い岩地に落ちた。土が深くなかったので、すぐに芽を出した。しかし、日が上ると、焼けて、根がないために枯れてしまった。」 (マタイ13:5-6)
岩地はその上に土が薄く覆われていることが多い。そんな所は土が深くなくて、種が落ちれば芽が出ることは出るが、すぐ日の光で枯れてしまう。
岩地の心を持った人は、心にくい込んでいる岩があるので、みことばの芽が根を下せない。つまり、みことばを聞いて喜んで恵みを受けるが、何かの試練や患難、迫害がやって来ればつまずいてしまう。ここで「岩」とは「世を愛する心」を意味する。広い意味では、神を信じたり愛したりさせない「真理に逆らうもの」である。同じ岩地でも、この真理に逆らうものがどれほど大きくて深くくい込んでいるかによって、心の地が少しずつ違ってくる。
また「根がない」ということは、まことの信仰、すなわち、霊の信仰を持てなかったという意味である。みことばを聞いて理解しただけで、心から悟ったり心で信じたりしたのでもない。このような信仰を知識的な信仰と言う。
岩地を耕そうとするには、みことばどおり熱心に行いながら、切に祈らなければならない。聖霊に満され続けて、途中で耕すのをやめてはならない。また、みことばに恵みを受けたり聖霊に満されているとき、心に働きかけてくださることに熱心に聞き従っていかなければならない。神の力によって必ず耕せると信じて、あきらめないでいてこそ答えられる。
いばらの地
「また、別の種はいばらの中に落ちたが、いばらが伸びて、ふさいでしまった。」 (マタイ13:7)
いばらの地とは、とげのあるいばらの木の根から幹が出てきて、こんもりしたその全体を指す。種がいばらの地に落ちれば、芽も出て、ある程度育つ。しかし、いばらにふさがれてそれ以上育たないので、実を結べない。
「いばら」とは、霊的に「この世の心づかいと富」、すなわち、財産や名誉、権威などに関するむさぼりのことを言う。それで、いばらの地の人はみことばどおり生きているといっても、相変わらず試練、患難の中に生きていく。
いばらの地を耕すためには、究極的に心から悪を引き抜いてしまわなければならない。いばらは肉の思いから出てくるし、その根は心の悪である。いくら肉の思いをするまいと思っても、心に悪があれば思いどおりにならない。特にいろいろな根のうち、むさぼりと高ぶりという二つの大きい根を引き抜いてしまえば、心から多くのものが捨てられる。また、みことばをいつも口ずさんで、目を覚ましていて祈ることによって聖霊に助けられれば、簡単に引き抜ける。そのためには何より、いばらが自分の心をどれほど痛めているのか悟らなければならない。
良い地
「別の種は良い地に落ちて、あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍の実を結んだ。」 (マタイ13:8)
良い地は、道ばたの地のように固くなくてやわらかい。種を蒔けば、土がやわらかくて土の中に落ちつく。また、土の中に空気と水分を含んでいるので、芽もよく出る。このように、良い地の心の人はみことばを聞いて悟って行う。
また、心に岩がなくて、みことばの根がすくすくと伸びていく。つまり、どんな試練や患難、迫害がやって来ても、みことばに聞き従う心である。最もすばらしい天国、新しいエルサレムを与えようとする神のお心を感じるので、喜んでみことばを守り行うことで(ルカ8:15)人生の中に祝福の実がたわわに実る。
このような優しくて良い心に変えられるには、忍耐が必要だ。霊とまことによって礼拝して、火のように祈ってみことばを守り行うほど、すみやかに良い地の心に変えられて、霊肉ともに豊かな実を結んで神に栄光を帰せるのだ。
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