イエスとイエス・キリストの違い
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[企画特集] 新しいエルサレムの十二の土台石
万民ニュース
第 112 号
12254
2012. 02. 26
神の栄光が満ちている最も美しい天国、新しいエルサレムの都は正六面体の形をしている。純金でできていて、透き通ったガラスのようで、高価な宝石のようだ。城壁は大きくて高く、碧玉で造られていて、十二の真珠門がある。門の上には十二部族の名前が、十二の土台石の上には十二使徒の名前が書いてある。
十二の土台石は各種の宝石で飾られており、その意味を総合すれば神の心、イエス・キリストの心であり、「全き愛」と言える。
「都の城壁の土台石はあらゆる宝石で飾られていた。第一の土台石は碧玉、第二はサファイヤ、第三は玉髄、第四は緑玉、第五は赤縞めのう、第六は赤めのう、第七は貴かんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉、第十は緑玉髄、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった。」 (黙示録21:19-20)
1. 碧玉 / 2. サファイヤ / 3. 玉髄 / 4. 緑玉 / 5. 赤縞めのう / 6. 赤めのう
7. 貴かんらん石 / 8. 緑柱石 / 9. 黄玉 / 10. 青玉 / 11. 緑玉髄 / 12. 紫水晶
* 宝石の写真は、その系統の中で天国の宝石の光と最も近いものを載せた。*
第一の土台石「碧玉」信仰
「碧玉」が象徴する心は「信仰」である。基礎をしっかりしてこそ安全な建物を建てられるように、霊の信仰は信仰生活の基礎だ。神のことばを心から完全に信じる霊の信仰は、一度信じたことは最後まで変わりなく信じるので、いつも従順の行いが伴う。代表的人物としては信仰の父アブラハムがいる。
第二の土台石「サファイヤ」まっすぐな心と節義
「サファイヤ」が象徴する心は「まっすぐな心と節義」である。主にあって一度心を定めたら、世のどんな誘惑や脅威にも決して揺れない、真実そのものの心だ。また、神のみこころならばどんなことでも正しいと思う「きよい心」を意味するが、ダニエルと三人の友だちの心がこれに当たる。
第三の土台石「玉髄」潔白と犠牲的な愛
「玉髄」はカルセドニーとも言い、グレー、青、赤を帯びているものもあるが、普通半透明の白色を帯びている。これが象徴する心は「潔白」と「犠牲的な愛」だ。つまり、傷のないきよい心で神の国のために自分を犠牲にする愛が、玉髄に込められた心である。旧約聖書ルツ記の主人公ルツを通してその心がわかる。
第四の土台石「緑玉」正しさ、きよさ
別名エメラルドと呼ばれる「緑玉」が象徴する心は「正しさ」「きよさ」である。これはエペソ人への手紙5章に記された光の実である「善意・正義・真実」が合わさった色だ。この三つが合わさってこそ神が認められるまことの義となる。ダビデとエステルが代表として挙げられる(第一サムエル24章)。
第五の土台石「赤縞めのう」忠実
「赤縞めのう」が象徴する心は「忠実」である。使命を果たすために心と思いと力といのちを尽くして、すべての所で忠実であるとき、全家を通じて忠実な者と言える。ただし心の罪と悪を捨て去る、霊的な忠実が伴わなければならない。神はモーセを全家を通じて忠実な者と言われた(民数記12:7)。
第六の土台石「赤めのう」誠意、熱情的な愛
「赤めのう」はルビーのように濃い赤味を帯びた宝石である。これに込められた霊的な意味は「誠意」「神の国と義を実現するための熱情的な愛」だ。主に向けられた熱い愛をもって、魂の救いのために熱い心と最善を尽くす心が、赤めのうの赤い光として表現されたのである。代表的人物として使徒パウロがいる。
第七の土台石「貴かんらん石」あわれみ
「貴かんらん石」はクリソライト、ペリオッドとも言い、オリーブ色の光を放つ。これが象徴する霊の心は「あわれみ」で、人としてはとうてい理解もできなくて赦せない人も、真理にあって十分に理解して赦す心である。ステパノ執事が挙げられる(使徒7:60)。
第八の土台石「緑柱石」寛容
「緑柱石」はベリルとも言うグリーンの宝石である。これが象徴する心は、神の国と義を実現するためにすべてのことに「寛容を尽くす心」だ。これには自分の心を変えるための寛容、また人に対しての寛容、神に答えられるまで寛容を尽くして待つ心が含まれる。
第九の土台石「黄玉」善意
「黄玉」はトパーズと呼ばれる赤いオレンジ色の透明な宝石で「善意」を象徴する。霊的な意味は「御霊に従って、神の御目にかなう善を追い求める心」である。善意が臨んだ人には、自然に言葉と行いに善がにじみ出るので(マタイ12:35)、キリストの香りを放って、周りに徳と愛を施す。
第十の土台石「緑玉髄」自制
「緑玉髄」はヒスイの一種で、半透明で緑色の光を放つ宝石で「自制」を象徴する。神にあって秩序に従ってうるわしく実を結ぼうとするなら、必ず自制の実がなければならない。そうするには、どんなことでも真理によってわきまえて、すべてにおいて自制しながら、御霊の願いに従わなければならない。徹底的に自制した生き方で主の道を備えたバプテスマのヨハネがこの代表である。
第十一の土台石「青玉」心のきよさと聖なること
「青玉」はブルーを帯びた透明な宝石で「心のきよさと聖なること」を象徴する。神が認められるきよさとは「心に罪がない状態」すなわち「どんな傷もしみもないきよい心」である。神のことばどおりに行うほど、きよめられた真心になる(ヘブル10:22)。これにはエノクが挙げられる(創世記5:21-24)。
第十二の土台石「紫水晶」柔和
アメジストとも言う「紫水晶」は淡い紫色の透明な宝石で、その光が高尚で美しく「柔和」を象徴する。霊的には「性格が穏やかでやわらかいながらも、すべての人を抱ける大きい心」である。地上のだれにもまさって非常に謙遜であったモーセ(民数記12:3)は数多くの民を心に抱いて、神のみこころのとおり導いた。
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