イエスとイエス・キリストの違い
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[海外宣教レポート] 「聖潔の福音でラテンアメリカを覆いました」
万民ニュース
第 86 号
9612
2010. 02. 28
中南米最大のキリスト教放送局エンラセを通した放送宣教とペルー万民教会、高山地帯の宣教報告 - イ・ジェホ牧師(ラテンアメリカ宣教師)
ラテンアメリカとは、中南米でスペイン・ポルトガルなどの文化を背景とするペルー、アルゼンチン、チリ、メキシコ、ブラジルなどの国々の総称である。2003年12月、私はラテンアメリカ宣教師として派遣され、宣教センターを開設してホンジュラスで働き始めた。2004年12月、ペルーのリマで開かれた「イ・ジェロク牧師招へいペルー連合大聖会」が終わった後、宣教センターをペルーに移した。
1年間、毎日午前にはセミナーを、午後には集会を開いて、宣教地域をくまなく回った。ラテンアメリカには、小さい島国を除けば34か国があるが、こういう方法ではいつ福音を伝えるか、終わりが見えなかった。
そうしていたある日、神様はある場面を見せてくださった。大きな貯水池のような、果てしもなく広い海があった。私がその水をバケツで汲んで、やたらに走って行って別のところに移しては、また走って行って移し、を繰り返しているのだった。あの多量の水をいつバケツで全部移すのか、先が見えなかった。その時、その巨大な水の流れに私が棒で線を引いたら、その方向に水が流れていった。「ああ! こうすればいいんだ!」それは放送宣教だった。
*中南米最大のキリスト教放送局エンラセを中心にした働き
2005年、アルド・ギド聖徒と一緒に堂会長イ・ジェロク牧師の代表的説教「十字架のことば」をスペイン語でダビングし始めた。その後、各国のキリスト教放送局を訪ねた。放送を通してこの聖潔の福音でラテンアメリカを覆えるという自信がわいた。
初めはあてもなく訪ねて行った。コスタリカで行く飛行機の中で、ふっとエンラセ放送局が思い浮かんだ。コスタリカの牧会者の集いでエンラセ放送局と輪が作れるという気がした。はたしてその日、エンラセ放送局の社長に会うことができた。彼はすでに2002年ホンジュラス、2004年ペルー連合大聖会を通して堂会長イ・ジェロク牧師をよく知っていた。
私はDVD『十字架のことば』を出して、良い番組だから、まず信仰で放送すれば大きい祝福を体験すると言って、24編の「十字架のことば」シリーズの放送を提案した。彼は快く承諾して、毎主日、午前に1時間ずつ放送した。その後、視聴者から感謝の電話が殺到した。放送後の働きは確かに違ってきた。
エンラセテレビ(社長:ホナス・ゴンザレス)は中南米最大のキリスト教放送局で、中南米のほとんどの国で視聴している。エンラセUSAとDish Netを通して、アメリカ合衆国のスペイン語使用者も視聴可能だ。24時間、衛星とケーブルのキリスト教放送局が8つの衛星を使用して、中南米5000か所以上から放送ステーションを通して56か国に送出している。可聴人口は1億5000万人で、インターネット生放送を同時進行している。可聴地域は中南米全域、カリブ海全域、北米、ヨーロッパ(スペイン、ポルトガル)、北アフリカ、中東地域である。
この他に、JBN放送局(社長エステバン・ハンダル)はNSS-806を使用し、中南米2500か所以上の放送ステーションを通して中南米に送出している。可聴地域は北米、中南米全域とヨーロッパである。また、ペルーに送出している26のラジオ(一部テレビ含む)放送の他にも、様々な国にテレビとラジオによる放送宣教を拡張している。放送が入ったところには、多くの人がスペイン語に翻訳されたイ・ジェロク牧師の著書を読んでいる。
*放送を通して続くセミナーと集会
コロンビアでは、シルビアという姉妹がエンラセ放送でイ・ジェロク牧師の説教を聞いて、自分が所属している教会の担任牧師に伝えた。その後、その牧師の要請で牧会者と働き人400人余りが集まった集会が開かれた。ふつうセミナーと集会では、まず「神の力」ビデオを上映して、休憩時間に本教会の創立記念行事の公演ビデオを見せる。
エクアドルで開かれたセミナーで、ある牧師が大型スクリーンで視聴した後、「一つの教会でこういう公演ができるということがすばらしい」と感想を述べ、直接行ってみたいと言われた。その方はエクアドルで最も大きい教会を担任し、放送局を運営されている。
ウルグアイの超大型教会の担任牧師は「聖潔の福音だけが世を変えさせることができる」と告白した。このように放送を通して形成された中南米支・協力教会は現在1,010ある。
*ペルー万民教会と高山地帯の宣教
2005年12月4日、ペルー万民教会を開拓した。祈りに答えられて、チャン・チョンヨン牧師が派遣された。キム・ヒャンスク夫人は聖徒全体を顧みて、家事を担当され、息子チャニャンとチャンミンは午後礼拝でビデオ撮影を担当、末っ子ジヒョンはリズムチームで仕えている。チャン・チョンヨン牧師と家族がどれほど力になっているのか、神様に感謝するばかりだ。主日礼拝は午前にDVDで、午後にはチャン・チョンヨン牧師と交代で説教する。また、ダニエル祈祷会と水曜礼拝をしている。
ペルーには牧師が聖徒の家を訪問する習慣がない。牧師が聖徒の家を訪問すると言えば、なぜ来るのかと尋ねるほどだ。チャン・チョンヨン牧師がある男性聖徒を訪問した時のことだ。彼は25年間、信仰生活をしてきたが、牧師が初めて訪問してくれたと感激した。召天されたおばあさんのお宅に行った時は、家族がとても喜んで、花びらをまいてくれたという。他教会の聖徒たちも「このように聖徒の家庭を顧みているのだから、本物の教会ではないか」と羨んでいるという。また、堂会長イ・ジェロク牧師に祈りを受けて神の力の込められたハンカチで祈ると、様々な病気がいやされ、問題が解決されている。
高山地帯ではテレビがまったく見られない。ラジオ放送はあるが、首都リマから送出される周波数は受信できない。そのため、イ・ジェロク牧師の説教テープやCDを持って、高山地帯のラジオ放送局を訪ねた。
ある時、海抜4800メートルのところで集会を導いたことがある。その時、悪寒と割れるような頭痛と嘔吐を伴うめまいがして、息をするのも苦しかった。そこに集まった病人だけでも千人以上だった。私はソウルにおられるイ・ジェロク先生に祈りを依頼した。時間と空間を超えた祈りを受けた私は、1時間の説教、30分の悔い改めの祈り、参加した全員にハンカチの祈りをすることができた。ほとんどの人が直ちにいやされた。私自身もとても感動した。
どうしてこれだけだろうか。この他にも神様が施される聖霊のみわざは言葉ですべて表現できない。とどまることのない聖霊の働きでラテンアメリカ全域を覆うその日を見つめて、きょうも私は宣教地を広げるために走りに走る。
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