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ダビデの三勇士のようにいのち尽くした愛で…

万民ニュース   第 110 号
7878
2011. 12. 25


ソン・スンチョル兄弟(ヨンイン大学警護学科3年生)


僕は幼い頃から神様が生きておられることを体験して、その中で主の愛を悟りながら成長しました。堂会長イ・ジェロク牧師先生のたった一回の祈りを通して、心臓病で死ぬしかなかった妹が健康になり、亡くなるしかなかった祖母が奇蹟のように生き返り、顔にやけどをした叔母が短期間でいやされて、かえって前より肌がきれいになったことなどは、僕にとって霊の信仰になりました。


牧者に現われる神の力を通して、神様の生きておられることを経験したが

僕もやはり、小学校2年生の時、周りをよく見ないで、走っている車にぶつかってはねられる事故に遭いました。事故現場にいたおとなの人たちが病院に連れていこうとしましたが、僕は祈りを受ければいいと最後まで頑張りました。結局、堂会長先生に祈りを受けて、完全にいやれました。このことは幼い僕に「神様がともにおられる堂会長先生のそばにいれば、怖い病院に行かなくても健康に生きられる」という信仰と「死ぬところだった僕を神様が助けてくださったのだから、教会と牧者のために生きなければ」という心を持つようにしました。両親は僕の決心を非常に喜びました。


好奇心から世を追い求めて生きていた思春期

信仰を持って成長した僕に、中学校入学とともに思春期がやって来ました。世のものに対する好奇心が一つ一つ起き始めて、少しずつはまっていきました。教会生活や勉強より、友だちと一緒にいるほうが好きだったのです。自然に酒を飲み、たばこも吸うするようになって、バイクに乗って友だちと群れていました。
幼い頃からスポーツをしてきた僕は、喧嘩が得意で、ニックネーム「番長」で通っていて、いくつかの学校のリーダーになりました。幼い歳で怖いものがありませんでした。好奇心から始めたことがますます手のほどこしようもなくなり、深い沼に落ちたように抜け出られませんでした。
主日礼拝をささげてメッセージを聞く時は「こうしていてはいけないのに」と思いながらも、教会の外に出れば忘れてしまいました。数多くの不思議としるし、神の力あるわざを見て、家族が死の直前で命を救われたことを見ても、世と友になっている僕の姿は、自分でさえ理解できませんでした。心が苦しくてむなしいから、もっと友だちを求めました。
そうしていても、キャンプのような恵みを受ける機会には必ず参加して「ひょっとして僕にも変化の機会がないだろうか」と期待してみました。神様はそのたびに悔い改めの恵みを下さいました。けれど、時間が過ぎれば再び世へ向かって、この繰り返しになると、ますます虚脱感は大きくなっていきました。「こんなことをしていては地獄へ行く」と思うと、私生子になった気分でした。


軍入隊を控えて主の愛によって決断した後

ヨンイン大学警護学科に入学した後、変化の機会をさらに切に求めるようになった僕は、海兵隊に志願しました。ところが、ふっと「このまま軍隊に行けば死ぬかもしれない」という思いが胸をかすめました。これまで真理に逆らうものの中で生きてきたので、神様が守ってくださらなければ、訓練中に事故に遭うこともあるという思いに襲われました。死について思うと、家族もあのたくさんの友だちも、僕に何の助けにもなってくれないと思いました。
僕はわらをもつかみたい思いで、入隊前に堂会長先生のところへ行き、それまでの生活をお話ししました。堂会長先生は「神様のみことばを聞きながら、どうして地獄へ行く道に向かったのか。これまでどんなにつらかっただろう。もう二度と世を望んではいけない」と言われて、切にとりなしの祈りをしてくださいました。その時、牧者の愛を感じて、心に決断しました。どんな苦しみがあっても、ただ感謝と喜びで信仰の行軍をするぞと…。
いよいよ2007年8月、海兵隊に入隊しました。軍生活を通して僕のすべてが新しく生まれました。受けた恵みが大きかったので、どんな状況でもへりくだった心を失わなかったし、信仰で行軍して、喜んで感謝しました。また「神の国の働き人になろう」という目標ができたので、勉強しなければと思いました。
勉強に全然興味がなかった僕でしたが、「主が強くしてくださるので、できる」と信じて、一生懸命することができました。神様は、軍生活を通して世の中に怖いもの知らずだった僕の高ぶりを打ち砕いて、最も低いところでまことの幸せと安らぎを感じるようにしてくださいました。


僕の若さ、ただ主のための人生に!

2009年7月、退役後、本当の信仰生活が始まりました。すでに軍生活を通して多くのことを悟って体験したといっても、いざとなると心の割礼のための祈りと、武具として身につけたみことばがあまりにも足りないことを知りました。自分自身との戦いが始まりました。心の中に罪の性質が発見されれば、断食しながら定めて徹夜祈祷で神様にすがりました。他の人たちより倍以上の努力をしなければならないと思うと、気を落とす暇さえありませんでした。
過ぎた日の過ちをさばく神様でなく、最後には変えさせて、報いてくださる愛の父なる神様を信じて、僕は走って行きました。すると、ある瞬間、前は捨てられそうもなかった悪が一つ一つ捨てられました。僕の中に主の愛が満たされると、新しいエルサレムへの望みが満ちあふれました。下位に低迷していた成績もぐんと上がり、成績優秀奨学生になりました。
ダビデの三勇士のように、主のために、教会と牧者のために生きるぞと決心した幼い頃の望み、その望みをかなえるために、今でも祈りながら進んでいます。父なる神様と主にすべての感謝と栄光をお帰しします。人のすべきことを知って、価値ある人生を送れるようにみことばで養い育ててくださった堂会長先生に感謝いたします。


 

 

 
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