光として輝く_ 「神は光であって」シリーズ9
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人の子の肉を食べて、その血を飲んでこそ永遠のいのちを得る
万民ニュース
第 190 号
2769
2018. 08. 26
堂会長イ・ジェロク牧師
「イエスは彼らに言われた。『…人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、
いのちはありません。…わたしの肉はまことの食物、わたしの血はまことの飲み物だからです。」 (ヨハネ6:53〜55)
人が生命を維持するには食物を食べ、同時に水分を摂取しなければならない。水があってこそ栄養素が消化、吸収され、不必要な老廃物と毒素が排出されるからだ。これは霊的にも同じである。私たちがイエス・キリストを信じて、水と御霊によって新しく生まれ、神の子どもとされる特権を得たならば、霊的ないのちを維持できるように、人の子の肉を食べ、その血を飲まなければならない。
それでは、どのようにして人の子の肉を食べ、その血を飲んでこそ永遠に生きることができるだろうか。まず人の子の肉を食べる方法について調べてみよう
1. 人の子の肉を食べるというみことばの霊的な意味
人の子の肉を食べるとはどんな意味だろうか。永遠のいのちに至らせる、まことの糧であるイエス様の肉を食べるということである。
イエス様については<ヨハネ1:14>に「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。」とある。<ヨハネ6:51前半節>には、イエス様が「わたしは、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。」と言われたとある。
このように「神のことば」すなわち「天から下って来た生けるパン」であるイエス様の肉をどう食べるかは、出エジプト記12章に記されている過越の祭りと羊のたとえとも関連がある。
一般に、羊は羊飼いの声にだけ従い、性分が柔和で人に益だけ与える。イエス様もただ神のみこころに従って、おとなしい羊のように罪のためのいけにえとなってくださったし、人に良いものだけ与えてくださった。特に一歳の傷のない羊は交尾する直前の純潔な状態であり、霊的にはイエス様のことをたとえている。
<出エジプト12:7〜10>を読めば、エジプト全域に初子の災いが臨んだとき、神がイスラエルの民に災いが臨まないように、羊の血を家の二本の門柱とかもいにつけ、家の中でその肉を食べるようになさった。そして、救いに至るように、羊を食べる方法まで教えてくださっている。
2. 人の子の肉を食べる方法
1)生のままで、または、水で煮て食べてはならず、火で焼かなければならない
ここで「火」とは聖霊の火を意味し、聖霊に動かされて神のことばを悟って、糧としなければならないということである(IIペテ1:20〜21)。もしみことばをそのように解き明かさないで曲解すれば、かえって真理から外れて滅びを招くと、聖書は厳しく戒めている(IIペテ3:16)。したがって、羊を「生のままで食べること」や「水で煮て食べること」とは、人の子の肉、すなわち、神のことばを聖霊によってではなく、私的に曲解することを言う。
まず神のことばを「生で食べる」ということは、霊的な意味が悟れないで、文字そのままに解釈することを意味する。肉を生で食べれば、消化もよくできないし、おなかをこわしやすいように、神のことばも生で食べれば、解釈もとんでもないものになる。
たとえば、<マタイ6:6>に「あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋に入りなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。」とある。しかし、聖書のどこにも昔の信仰の人々が奥まった部屋で祈ったという記録はない。イエス様も園や寂しい所で祈られた。したがって、このみことばは、祈るとき、世の憂い、心配や雑念で同じことばをただくり返さずに、心から祈らなければならないという意味である。
次に、神のことばを「水で煮てはならない」とはどんな意味だろうか。みことばに対するとき、どんな世のものもつけ加えてはならないということである。神のことばは世のどんな知識より優れていて、唯一の真理であり、永遠に変わることがない。したがって、説教する時も、何かの知識や理論を伝えるのではなく、聖霊によって解き明かされた聖書のみことばを伝えなければならない。神が生きておられることと、どのようにして主を見つけて救われることができるかを教えなければならないのだ。
2)その頭も足も内臓も火で焼かなければならない
これは、創世記からヨハネの黙示録まで聖書66巻に記されたすべてのみことばを糧としなければならないという意味である。
聖書を読むとき、レビ記のように理解しにくいみことばは飛ばして読んだり、しるしと不思議は信じない人々もいる。もし聖書66巻のみことばの中から人間の思いに合わないことを取り除くなら、結局残るものは真理でもなく信仰でもない。それも倫理と道徳に該当することだけ残って、その中でも守りにくくて行いにくいことは心に留めることもないので、いくらみことばを読んでも、永遠のいのちを得ることができない。
神のことばは自分の思いに合う特定の部分だけ取るのではない。聖書66巻に記されたすべてのみことばを完全に信じて糧としてこそ、永遠のいのちを得ることができるのだ。
3)それを朝まで残してはならない、朝まで残ったものは、火で焼かなければならない
これは、夜が明ける前にすべて食べなければならないということである。霊的に「夜」とは敵である悪魔が支配する暗闇の世のことで、「朝」は主が再臨される時のことを言う。つまり、人の子の肉である神のことばを主が再臨される前にすべて食べなければならないということである。
日が経つにつれ世の罪と悪が増大して霊的な夜が深くなれば、時が来て主が再び来られる。それで闇が退いて光が臨み、霊的な朝が来るということだ。この時は、携挙など聖書に記されたすべてのみことばが真実であったということを知るようになる。また、神の子どもとされた聖徒たちがどれほど聖められて報いを積んだのかも明白に現れる。すでに現れた結果については、いくら後悔しても役に立たない。したがって、罪と悪が増大した終わりの時には聖書66巻のみことばをまめに糧として花嫁の備えを終え、再び来られる主を慕って待たなければならない。
愛する聖徒の皆さん、
神のことばをどれほどよく糧としたかによって、この地上だけでなく、永遠の天国でも場所と報いが違い、暮らしの質が変わってくる。したがって、聖書を通して神のことばをそのまま糧とし、やがて天国でも最も美しく栄華を極める場所に入れるように、主の御名によって祈る。
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