光として輝く_ 「神は光であって」シリーズ9
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私を強くしてくださる方によって
万民ニュース
第 106 号
5441
2011. 08. 28
「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」(ピリピ4:13)
神の国を実現していくあらゆる使命は、肉の能力ではできません。光を照らせば闇が退くように、霊の力をもって、敵である悪魔・サタンを退けなければならないからです。
肉の知識や愛では、この霊の戦いで勝つことはできません。濃い愛と熱い心をもって、自分にゆだねられた魂を光の中に導ける力を切に求めなければならないのです。自分の力ではできないけれど、神によって強くされれば、どんなこともでできるのです。
終わりの時、神によって強くされて尊く用いられる働き人になるには、どうすればよいでしょうか?
第一に、神のことばを霊的に武具として身に着けなければなりません
神の国に用いられる働き人になるために、みことばを身に着けることは基本的な要件です。たとえば、霊肉ともにみことばがよく身に着いていないなら、聖徒にアドバイスしたり訪問したりするとき、困ってしまうことがあります。相手にアドバイスしたいことが心にはあるけれど、うまく表現できなかったり、適切なたとえが思い浮かばないので、もじもじするようになります。
皆さんが真理を心に耕しているなら、たとえ話は上手でなくても、相手に恵みを及ぼすことができます。そのつど話すのは、皆さんのうちにあって話される父の御霊だからです(マタイ10:20)。しかし、「聖霊が働かれるから自分は何もしなくてもいい」と思ってはいけません。みことばを体系立てて自分のものにすると同時に、火のように祈ることによって霊的な武具として身に着けるとき、聖霊にもっと働きかけられるようなります。
もちろん、重要度から言うと、霊的にみことばを身に着けることが優先です。闇を退けるのは光だけです。光の明るさによって、闇を退ける程度が決まります。流暢な言葉で説教や聖徒を訪問して、上手にアドバイスするからといって、人が変えられるのではありません。自分の心がみことばによって変えられたほど、霊的な光で真理を悟らせて、心を変えさせることができます。
これまで数えきれないみことばを聞いても、まだ御霊の歩みに入っていない理由は何でしょうか? それは慕う心が足りなくて、一瞬一瞬努力できなかったからです。みことばを聞いた時は恵みを受けても、持続的にその恵みが保てなかったのです。発見した罪の性質を捨てるために祈っていても、うやむやにしてしまったので、大きい変化がなかったのです。もう一度決断して、毎日毎日自分の心をチェックして、みことばを実践しますように。
第二、肉の欠如を満たさなければなりません
「肉の欠如」とは、人が成長過程で必ず経なければならないある過程を経なかったので、霊肉ともにに欠けている分野のことです。この欠如はいろいろな面で現れます。
心を守る意志力や決断力が深刻なくらい欠けていることもあります。霊的に善悪をわきまえる力が足りなかったり、相手の心や感情に共感できない情緒的な欠如として現れたりします。容貌や身なり、身のこなしや話し方などが他の人に拒否感を与えることもあります。もちろん性分と知能、個性などに個人差はありえますが、普遍的な基準にあまりにも達していないとき、肉の欠如と言います。
肉の欠如自体が全部罪だとは言えませんが、それによって、どうしても他の人の目に恵み深くない姿が現れるようになります。時には、罪を捨てていくのに深刻な障害物になったりします。自分にこのような欠けている分野があれば、必ず発見して正さなければなりません。毎日毎日の暮らしの中で、表情や身のこなし、話す時の習慣など、ささいなところまでも、主の教育によって整えていきますように。
もちろん、欠けている分野を自分で悟って捨てていくことはやさしくないかもしれません。どういう面が欠けているのかよくわからないこともあり、知っていても、小さい時から作られてきたので、簡単に直せないこともあります。しかし、みことばを自分のものにして火のように祈れば、まるで鏡に顔を映してみるように、自分の欠けているところが発見できます。完全になることを慕って切に祈れば、御霊の力と神の知恵で十分に欠けている分野が満たせます。
第三に、霊の愛を持たなければなりません
みことばを霊の武具として身に着けて、肉の欠如を満たすほど、御霊に属する心に変えられます。その中に霊の愛が満たされて強くされ、働き人として使命を果たすことができます。
肉の愛を持つ人は、相手の立場が理解できなくて、自分が良いと思うものを与えようとします。また、自分が良いものを与えたので、自分の思いどおり相手が反応することを期待して、あせって相手を変えさせようとします。そのように自分なりに熱心に努力してみて、相変わらず相手が変えられないなら、気を落としてあきらめます。
霊の愛を持つ人は、相手が自分の思いどおりにならないからといって、気を落としたり挫折したりしません。相手が悪い行いをしても、さばいて罪に定めたりしません。その人がなぜそうなのか、その心を理解して、必要なものを察して満たしてあげようとします。肉の目で見る時はとうてい変えられにくいような人も、信仰の目で望んで、最後まで変えられるように助けます。
肉の愛を与えることには意味がありません。信仰を植えつけて、いのちを植えつける霊の愛でなければならないのです。いくら施しをして、関心を持って話に耳を傾けても、肉の愛では人を変えさせることができません。
肉の愛を与えれば、少しは変化の様子が見えるようでも、時間が過ぎてみれば、実がないことがわかります。むしろ肉に属するものを植えつけて、誤った感じと感情を植えつける結果になってしまいます。したがって、皆さんの心に完全な霊の愛を耕して、その愛で人を変えさせて、いのちを植えつけなければなりません。
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