光として輝く_ 「神は光であって」シリーズ9
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価値ある人生になるには
万民ニュース
第 103 号
6172
2011. 05. 22
「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。…」 (伝道者の書1:2-8)
人生の究極的な知恵が込められている伝道者の書は、イスラエルの第三代の王ソロモンによって記されました。ソロモンはイスラエルの偉大な王ダビデの後を継ぎ、王になった後、一千頭の全焼のいけにえをささげ、神から前にも後にもない知恵だけでなく、驚くべき富と栄光までいただきました。
しかし、このように最高の富と栄華を味わったソロモンが伝道者の書に「空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空」と書いたのです。その理由は何でしょうか?
まことの霊とたましいの満足は物質や権勢、快楽にあるのではなく、ただ神だけにあることを心の底から悟ったからです。それなら、まことに価値ある人生になるにはどうすればよいでしょうか?
第一に、神を恐れなければなりません。
<箴言8:13>に「【主】を恐れることは悪を憎むことである。わたしは高ぶりと、おごりと、悪の道と、ねじれたことばを憎む。」とあります。すなわち、神が嫌われる悪を捨てて、きよい生き方をすることが、まさに神を恐れることです。神はいつも炎のような御目ですべてを探り、各人の行いに応じて報いてくださる正しい方であります。このような神をまことに心から信じるなら、真理に逆らうことや他人に害を及ぼすことを決してすることができません。
ヨセフは17歳でエジプトに奴隷として売られましたが、神が下さった夢があったので、気を落とさずにただ信仰で神を恐れて生きました。主人の妻からひそかに誘われた時も、「どうして、そのような大きな悪事をして、私は神に罪を犯すことができましょうか。」と言って誘惑を退けただけでなく、全く一緒にいることもしませんでした。
これによってヨセフは監獄に入れられることになりましたが、神は彼を高めてくださいました。つまり、神の方法でエジプトの全土を支配する権力者に立てて、彼を通してイスラエルという国を形成する基盤を固められたのです。このように神を恐れて罪を犯さないで、むしろ神が喜ばれるみこころに従って行う人には、乏しいことがなく、栄える道が開かれます(詩篇34:9)。
また、「神を恐れる」とは、神だけを望んで、信じて頼るという意味です。したがって、ヨセフのように、自分の人生を全面的に神に委ねるなら、ついに祝福が臨み、成功した価値ある人生を歩むことができます。
最後に<伝道者の書12:13>に「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」とあるように、「神を恐れる」こととは、聖書66巻に記された神の命令を守ることです。聖書にある神の命令は大きく四つに分けられます。「しなさい」「してはならない」「守りなさい」「避けなさい」ということです。したがって、「しなさい」「守りなさい」と言われたことは守り行って、「してはならない」「避けなさい」と言われたことは、しないで避けてこそ、神を恐れると言えます。
第二、天の知恵と力を求めなければなりません
世では、暮らしに必要な知恵を得るために書籍やマスコミを通して知識を求めて、処世術に頼ったりもします。しかし、神が下さる天の知恵は世の知恵よりずっと優れています。このような知恵は<ヤコブ3:17>に「しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、」とあるように、まずは悪はどんな悪でも避けて、みことばに従う行いがあってこそいただけるのです。
悪はどんな悪でも避けて純真であり、天の知恵をいただくなら、それ自体が人生の知恵と力になります。<ヨハネ15:7>に「あなたがたがわたしにとどまり、わたしのことばがあなたがたにとどまるなら、何でもあなたがたのほしいものを求めなさい。そうすれば、あなたがたのためにそれがかなえられます。」とあるように、すべてのことに善の知恵をいただいて、どんなことでもできる力が現れるからです。
人生の成功と失敗は私たちの力と知恵と能力にかかっているのではありません。ただ知恵と力の初めであられる神がともにおられるとき、どんな困難でも信仰によって乗り越えて、失敗を成功に、不幸を幸せにすることができます。したがって、神がともにおられるようにすべてにおいて善を追い求め、戒めを守り行い、天の知恵と力を求めていく人になりますように。
第三、いつも目を覚ましていなければなりません
イエス様はマタイの福音書25章の十人の娘のたとえで、終わりの時をどのように生きるべきなのか教えてくださいました。十人の娘はみな花婿を待っていましたが、花婿を迎えて婚宴に参加したのは油を用意していた賢い五人の娘でした。花婿である主を迎えるためには、いつも目を覚ましていなければなりません。つまり、熱心に祈って聖霊に満たされて、まめに花嫁の備えをしていなければならないのです。
「あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」と約束されたとおり(ヨハネ14:2-3)、 主は栄光の主として、号令と、御使いのかしらの声と、神のラッパの響きのうちに、ご自身天から下って来られます(第一テサロニケ4:16)。また、いつ神が自分の霊とたましいを召されるのかわからないので、いつも目を覚ましていて身を慎み、堂々と主の御前に出て行く用意をしなければなりません。
神は私たちがいつも目を覚まして、主を迎える用意をしていることを願われます。それで、使徒パウロは<ヘブル10:23-25>で「約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。また、互いに勧め合って、愛と善行を促すように注意し合おうではありませんか。ある人々のように、いっしょに集まることをやめたりしないで、かえって励まし合い、かの日が近づいているのを見て、ますますそうしようではありませんか。」と勧めました。
まことに目を覚ましている人は日ごとに天国の望みが大きくなるので、美しい花嫁として主の恵みを分かち合い、神の栄光を現す生き方をします。こうする時、再臨の主に会う祝福をいただき、永遠のいのちを持つ人生が歩めるのです。
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