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光として輝く_ 「神は光であって」シリーズ9
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「十字架の道」シリーズ(7) - なぜ、イエス・キリストは私たちの救い主となられるのか?

万民ニュース   第 44 号
8646
2006. 8. 27


土地の買い戻しの法則に従う人間救いの道

「しかし私たちは、成人の間で、知恵を語ります。この知恵は、この世の知恵でもなく、この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもありません。 私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。」<コリント第一2:6-7 >

神様の愛を知らない人々は
イエス・キリストだけが救い主になられ
イエス・キリスト、この御名のほかには
救われないというなら、疑ったり、
あまりにも独善ではないかと非難したりします。
それで、なぜ、イエス・キリストだけが
唯一な救い主となられるのかをはっきり悟って、
すべての人々が救われるように
伝導に努めなければなりません。


<目次>
「なぜ、イエス・キリストは私たちの救い主となられるのか?」
1.土地の買い戻しの法則
2.救い主の資格条件(1)
3.救い主の資格条件(2)

1.善悪の知識の木の実を取って食べて、死の道に行くようになったアダム

人は不幸を体験してみなければ、幸せも感じられません。悲しみと苦しみを体験してみてこそ、真の幸せの価値を悟り、心の奥から感謝するようになります。
このように、相対性を体験して悟るために、神様は善悪の知識の木をおかれ、アダムに善悪の知識の木は死をもたらすので、食べないように命じられました。そして、アダムの自由意志に任せて、自ら選択できるようにされましたが、アダムは結局、神様が説明して下さった内容を心に留めずに、善悪の知識の木を取って食べてしまいました。
ある人は「アダムに罪がなかったなら、どうして罪を犯したのでしょうか?」といいますが、アダムに悪があったから、善悪の知識の木の実を取って食べたのではありません。悪を受け入れる自由意志によって、その実を取って食べるので悪が成り立ち、悪を知るようになりました。今日、人々が罪と悪に染まっていくことを見ても、アダムに悪が入ってきた過程が理解できます。
例えばよく人を叩く子供は、初めからそうではありません。もちろん原罪を持って生まれたので、罪の性質そのものはありますが、実際に叩くという悪い習慣がつくまでは、それを受け入れる過程があったのです。まず、他人が叩くのを見て、自分も一度、二度と繰り返して、そのうちに、習慣的に人を叩く子供になります。
人が蛇に惑わされて、自由意志の中で善悪の知識の木を取って食べた結果は「必ず死ぬ。」と言われた神様の御ことばのように、人の主人であった霊が死んで神様との交わりが途絶えて、敵である悪魔・サタンの奴隷になってしまいました。
ローマ人への手紙6:16に、「あなたがたはこのことを知らないのですか。あなたがたが自分の身をささげて奴隷として服従すれば、その服従する相手の奴隷であって、あるいは罪の奴隷となって死に至り、あるいは従順の奴隷となって義に至るのです。」とあるように、アダムは罪に服従して闇の支配者、敵である悪魔の奴隷になってしまいました。
この時アダムは、地を従え、すべての生き物を支配する万物の支配者(創1:28)として、持っていた、すべての権力と栄光も、敵である悪魔に渡されたのです。ルカの福音書4:6でも、『この、国々のいっさいの権力と栄光とをあなたに差し上げましょう。それは私に任されているので、私がこれと思う人に差し上げるのです。』とあります。
アダムから万物を支配する権力を譲り受けた悪魔は、人をますます罪と悪に染まらせるようになって、時が経つにつれ、人々の心は悪くなっていきます。また、病と貧困、災い、涙、悲しみなど苦しみをもたらして、結局は永遠な死である地獄に導きます。
しかし、人を造られた神様の御心は、人が地獄に行くことではなく、この地上で相対性を体験して耕作されてから、永遠な天国に導かれることです。
ですから、アダムが善悪の知識の木を取って食べることをすでにご存じだった神様は、人間耕作を計画なさるときから、罪に落ちた人類を救うための道を備えておかれました。その道が主イエス・キリストなのです。

2.土地の買い戻しの法則に従う人間救いの道

では、罪人となった人類は、どうすれば救われるのでしょうか。神様は愛と公義の中で行われる方です。全てのことを霊界の法と秩序により、正確に行われる方だから、罪人たちを赦されて救われることも、正確な公義の中で行わなければなりません。
それで、罪人になったすべての人類を救うためには、必ずイエス様が私たちの罪を購うため、十字架を背負って死ななければなりませんでした。すなわち「罪から来る報酬は死です。」という法則どおり、イエス様が私たちの代わりに十字架を背負って死の刑罰を受けられたので、罪の代価を支払ってくださいました。
ですから、この事実を信じて、イエス様を救い主として受け入れれば、救われて天国に至ります。イエス・キリストの尊い血の功を信じて主を受けいれて、神様の子供とされた人々は、これ以上敵である悪魔がつかさどることができなくなり、神様の祝福の中で生きていけます。
このような事実を信じない人々は、「なぜイエス・キリストを信じなければ救われないのですか?」と質問します。しかし、使徒の働き4:12に、「この方以外には、だれによっても救いはありません。世界中でこの御名のほかには、私たちが救われるべき名としては、どのような名も、人間に与えられていないからです。」とあるように、イエス様以外には、だれも救い主になれないし、イエス様を救い主として受けいれないと、だれも救われないのです。
それなら、なぜイエス様だけが私たちの救い主になられるのでしょうか。それは霊界の法則のためです。アダムが罪を犯した後、人類が死の道に行くようになったのも、「罪から来る報酬は死です。」という霊界の法則によるものであり、罪を犯したので敵である悪魔・サタンの奴隷になったのも、「あなたがたが自分の身をささげて奴隷として服従すれば、その服従する相手の奴隷である。」という霊界の法則によるものでした。
それなら罪人である人類は、どんな霊界の法則により、罪の赦しを得て救われるのでしょうか。聖書の「土地の買い戻しの法則」を通して答えを探すことができます。
レビ記25:23-25に、「地は買い戻しの権利を放棄して、売ってはならない。地はわたしのものであるから。あなたがたはわたしのもとに居留している異国人である。あなたがたの所有するどの土地にも、その土地の買い戻しの権利を認めなければならない。 もし、あなたの兄弟が貧しくなり、その所有地を売ったなら、買い戻しの権利のある親類が来て、兄弟の売ったものを買い戻さなければならない。」とあります。
これはイスラエルの土地の売買に関する法則ですが、土地のちりで造られた人にも適用される霊界の法則です。
神様はイスラエルのそれぞれの部族と家族に従ってカナンの地を分割されました。それで根本的にすべての土地は神様のものですから、イスラエルの民は思いのままに売ることはできません。
もし、貧しくて土地を売るようになったら、その親類が来て、兄弟の代わりにその代価を払うと、必ずその土地を戻さなければならないようになさいました。このように、土地を買い戻す法則の中に、罪人となった人類が救われる道が示されているのは、素晴らしいことです。神様の所有である土地を売り買いする法則は、土地のちりで造られた人にも、直接かかる法則であるからです。
創世記3:19を見ると、「あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついに、あなたは土に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたはちりだから、ちりに帰らなければならない。」とおっしゃった神様の御ことばがあります。そして、創世記3:23には、「そこで神である主は、人をエデンの園から追い出されたので、人は自分がそこから取り出された土を耕すようになった。」とあります。
このように土地のちりで造られた人が、敵の悪魔の手に渡されて、また、神様に取り戻される法則と、売った土地をまた買い戻す法則とは、直接関連があります。イスラエルのすべての土地が神様の所有であるように、アダムと彼が持っていた権力も、やはり神様に属したもので、永遠に売ることはできない、と定めておかれたのです。
これは神様に属したアダムが罪を犯して、敵の悪魔に渡される時、神様と敵の悪魔の間に契約された法則です。従って、アダムが敵の悪魔の奴隷となり、すべての権力を譲り渡したとしても、将来土地の買い戻しの法則に相応しい資格を備えた人が現れれば、敵の悪魔は戻してあげなければならないのです。
アダムが善悪の知識の木の実を取ってたべることもご存知であった神様は、土地の買い戻しの法則により、救い主としてふさわしい人をあらかじめ備えておかれました。その方がまさに救い主のイエス・キリストであります。それなら土地の買い戻しの法則による、救い主の資格の条件とは何でしょうか。これについては、次の号で語ります。

愛する聖徒の皆さん、
罪を犯した人類を救われるため、土地の買い戻す法則による救いの道を開いてくださった神様に感謝と栄光を捧げ、また、イエス・キリストにさらに頼ることで、力がある信仰生活をされますように祝福して祈ります。


 

 

 
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