何か悩みがあるとき、相手が話をよく聞いてくれるだけでも、心がはるかに軽くなります。 自分の立場で考えて理解してくれるため、心を安らかにしてくれるからです。 ところが、話をしているうちに相手の話をさえぎったり、すべてが自分中心で相手に対する配慮が足りない人は、むしろ感情を傷つけたり雰囲気を暗くしたりします。 特に最近のように、愛が乾いて個人主義が広まっている時には、飛び抜けた話術よりは真心に満ちた暖かいひと言のほうがまことに必要です。
「だれでも、聞くには早く、語るにはおそく、怒るにはおそいようにしなさい。」(ヤコブ1:19)
文/イ・ジェロク牧師 中央日報で連載中のコラム「道」より
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