同じように貧しい家で生まれて育ったのに、大きくなった後の姿が違う兄弟がいました。兄は乞食になったのに対して、弟は将来を期待される大学教授になっていました。その理由は、二人が20年間以上一緒に暮らした家に"Dream is nowhere. (夢はどこにもない)"と書かれた額縁にあったそうです。兄はその言葉を見て、夢のない絶望の中で成長したのに対して、弟は額縁を見るたびに単語の切れ目を変えて"Dream is now here.(夢は今ここにある)"と考えて希望を持ったということです。このように重要なのは環境でなく、どれくらい肯定的な見方と肯定的な言葉と考えを持つかだということがわかります。「貧しくても知恵のある若者は、もう忠言を受けつけない年とった愚かな王にまさる。」(伝道者の書4:13)
文/イ・ジェロク牧師 韓国日報・連載中のコラム「道」より
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