生きていると、夫婦の間や、兄弟、親子の間で、また友だちの間で、本当に理解できないことが起きたりします。この時、自分の心、自分の思いに合わせないで、完全に相手の立場で見ると、たいてい理解できるでしょう。人によって教養や知識、育ってきた環境などが違うので、自分のほうだけ正しいと主張しないで、相手の環境で相手の心と立場になって考えるなら、簡単に理解できて、かえって憐れみの心が生じます。 誰に対しても、相手が自分に合わせてほしいと願う前に、自分がまず相手の立場に合わせられる広い心を所有するとき、様々な人が自分の中に宿って、自分の人生を豊かにしてくれるでしょう。
「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い」(エペソ4:2)
文・イ・ジェロク牧師 韓国日報に連載中のコラム「道」より
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